旅行系ブロガーのChichiです。今回は台湾・台北への一人旅2泊3日の続編、2日目と3日目についてご紹介します。実際には3泊4日行ったのですが、1日目と4日目はほぼ移動だったので、2泊3日の過ごし方の参考になると思います。
結論から言うと、台北市内は2日間あればほとんどの主要スポットを回れます!
台北は交通機関が整備されていて、メトロ(MRT)やバスが充実。黄色いタクシーも安全で便利です。治安もよく、女性一人旅でも安心して観光できるのが魅力。今回は実際に私が回った2日間のモデルコースをご紹介します!
【台湾一人旅】2泊3日のモデルコース
自分で予定を立てるのが苦手なので、ChatGPTに教えてもらい、以下のプランで回りました。4oだからか、ミスはほぼなく非常に効率的に行きたい場所を回れました!
【2日目】台北の歴史と文化を感じる一日
- 龍山寺でお参り
- 中正紀念堂を見学
- 師大路で猫スポット探訪
- 迪化街でショッピング
- 士林夜市で初夜市体験!
【3日目】歴史スポット巡りとお土産購入
- ホテル近くの小籠包屋さんで朝食
- 西門エリア散策
- 中華民国総統府見学
- 二二八和平公園訪問
- 忠烈詞で衛兵交代式鑑賞
- スーパーでお土産購入
- 鴨鍋屋さんで夕食
【2日目開始】まずは龍山寺へ
ホテルから龍山寺までは徒歩約20分。個人商店が立ち並ぶ道を歩きながら、日本では見られない中華圏の雰囲気を存分に感じました。
地元の市場に立ち寄り
途中、地元の市場が目に入ったので立ち寄ってみることに。市場内は活気に溢れ、魚や肉が日本では考えられない状態で販売されていて、とても新鮮な驚きでした。鶏は丸ごとの状態で売られていて、申し訳なくて写真を撮ることもできませんでした…。でも不思議と生臭さはなく、普通に通り抜けられました。



この市場で紅麹の麺を購入したのですが、後日日本に持ち帰ったところ、彼氏に「製薬会社の事故があって怖い」と言われて処分することになってしまいました…残念!
日本統治時代の建物

道中、日本統治時代に建てられた建物をリノベーションした施設に遭遇。コロナ関連の展示や、日本統治時代から現在に至るまでの台湾の歴史展示がありました。コロナの展示を見られるのは新鮮でしたね。日本ではまだあまり見かけません。

台湾語や中国語で書かれた日本統治時代についての本が置かれていて、不思議な感覚に包まれました。台北市内には日本統治時代の建物があちこちに残っていて、日本との深い関係性を実感します。朝鮮半島の日本統治についてはよく耳にしますが、台湾については今まであまり意識していなかったので、新しい発見でした。
龍山寺

歩いているうちに、突然立派な龍山寺が現れました。とても美しいお寺で、最近改装されたようです。
<注意ポイント> 後から知ったのですが、龍山寺周辺は治安があまりよくないエリアとして知られているようです。マフィアやホームレス、歓楽街があるとか。確かに駅前には何をしているのかわからない人々がいました。朝~昼間にサクッと訪れるのが安全でしょう。

中正紀念堂
ここは本当に感動しました!最寄り駅から出ると、普通の台北市内とは全く違う雰囲気が広がります。台湾の「霞ヶ関」のような荘厳な雰囲気。

記念堂に向かって歩くと、とても広大な広場が現れ、右左前方に荘厳な建物が立っています。


この場所が蒋介石への哀悼の意を込めて作られたと知り、感慨深かったです。日本では、いくら偉大な人物が亡くなったとしても、このレベルの広場や建物は造られないでしょう。愛国心や忠誠心の強さを感じました。
観光地ではありますが、年明けの平日だったからか人の密度は低く、のんびりと台北の空気を感じることができました。座ってずっと過ごしていたいと思えるほど心地よい場所です。

奥の建物の中には蒋介石の巨大な銅像があります。衛兵交代式は2024年8月に終了してしまったそうですが、私は後日忠烈詞で見ることができました!
師大路で猫探し
ChatGPTで「師大路に猫がいる」と聞いていたので期待して行ってみたのですが…残念ながら猫の気配はありませんでした。周辺を15分ほど歩き回りましたが、結局猫に会えず退散😅 どこにいるんでしょうね?
永康街でランチ
お昼ご飯と台湾土産を求めて永康街へ。この旅で初めて台湾らしい刀削麺(牛肉麺)を食べました。トマトベースで美味しかったのですが、価格は約900円と、台湾の物価は日本とそれほど変わらないのかなと感じました。

ただし!2回目の台湾旅行で知ったのですが、ローカルのお店なら小籠包が350円、タピオカミルクティーが250円程度と、店選びをすれば日本の半額程度で食事ができます。観光地で食事すると日本とあまり価格差がないので注意です。
白水豆花の豆花が絶品!

永康街で食べた白水豆花の味が忘れられません!台湾で初めて食べた豆花がここだったので、後日夜市で食べた普通の豆花がとても物足りなく感じました。一般的な屋台の豆花は200~300円ですが、ここは500円ほど。でも絶対に払う価値があります!
2回目の台湾旅行でも訪れたのですが、営業時間外で残念ながら食べられませんでした。営業は11時からのようです。美味しすぎて記念にお土産も購入しました。
迪化街でショッピング

地元の人や中国からの観光客が買い物をする乾物店が多く並んでいます。日本では見られない珍しい光景なので、ウィンドウショッピングだけでも一見の価値あり!ところどころに観光客向けのお土産屋さんもあります。

個人的な印象では、地元の乾物屋さんではなく、おしゃれな現代風のお土産やさんはハズレがなくて美味しいものばかり!特にピーナッツ・アーモンドのパックは日本に持ち帰ったらとても好評でした!

士林夜市で初めての夜市体験!
台北駅からは少し離れていて、最寄駅からも歩く必要があるため、タクシーで行くことにしました。約20分の乗車でしたが、夜だったこともあり、かなり緊張しました。

実は大学生の頃、タイでタクシーに乗った時に空港に行きたいと伝えたのに全く違う方向に進まれた経験があり、海外のタクシーに不信感を持っていたんです。車内では二人きりだし、運転手はドアをロックできるので何か危険なことがあっても自力で脱出できない…と考えると不安で。Googleマップで本当に夜市に向かっているかを常に確認し、「下ろしてください!」と中国語で言う練習を頭の中でしていました。でも杞憂に終わり、無事夜市に到着!台湾の治安の良さを実感しました。
夜市の様子
最初に目に入ったのは食べ物の屋台ではなく、ゲーム屋さん!的当てや射的など、まるでお祭りのような雰囲気です。
後から知ったのですが、観光客向けの夜市と地元の人向けの夜市があり、士林夜市は完全に観光客向け。どちらも行きましたが、観光客向け夜市は物価が2倍ほど高く感じました。唐揚げやイカが900円程度するのに対し、ローカルな夜市では小籠包が500円程度でした。
観光客向けの夜市は人が多く、身動きも取りづらいうえに広大なので、とにかく疲れます。普段インドア派の私には、ローカルな夜市の方が居心地が良かったです。次回台湾を訪れるなら、ローカルな夜市しか行かないかも。地元の人に聞いたところ、夜市はどこも似たようなものを売っているそうなので、全部見比べる必要もないかもしれません。

辛口な感想を書いてしまいましたが、それでも実際に行くと楽しい体験ができると思います!
【台湾3日目】九份プランを急遽変更

実は、3日目は九份に行こうとしていましたが、当日の朝色々調べていると、「九份 最悪」「九份 雨」「九份 そうでもない」といったネガティブな情報がネットで目につくようになり…。有名な九份の夜景も、予約しないと入れないあるお茶屋さんでしか見られないと知り、他は全部市内にもあるようなお土産やさん・飲食店と知り、じゃあ行かなくていいかな、と思い、別プランを考え始めました。結果的に観光客が押し寄せる場所よりも自分が興味のある歴史的なスポットを回れたので、これが正解でした!
最終日のプラン:
- ホテル近くの小籠包屋さんで朝食
- 西門エリア散策
- 中華民国総統府見学
- 二二八和平公園訪問
- 忠烈詞で衛兵交代式鑑賞
- スーパーでお土産購入
- 鴨鍋屋さんで夕食
この日も効率よく回ることができました!個人的に歴史スポットを巡って感慨に浸る時間が多く、とても充実した一日になりました。
ホテル近くの小籠包屋さんで朝食

旅行中、小籠包は絶対に食べたかったのですが、鼎泰豊などの名店は予約がないと入店が難しいと知り、街中の普通の小籠包店に入ることにしました。必ず名店に訪れたいなら、Klookとかで事前に予約するか、朝から並ぶのが良いでしょう。
<注意ポイント> 注文する際の注意点があります!「何個要りますか?」と聞かれた場合、「包」の数ではなく、8個入りのバスケット(蒸籠)の数を聞かれています。
私は小籠包を4つほど食べたかったので「Four!」と元気よく答えてしまい、会計をしたところ、何だか金額が高い…。1つ500円で4つ頼んだら2,000円になりました。「あれ?違うな」と思い、「Just one! One!!」と言って精算し直しました。二回目の台湾旅行でも同じミスをしてしまいました。
メニューの日本語訳に「1個◯元」と書いてあると、「8個食べたいな」と思って8個と言ってしまうのですが、実際には8個入った蒸籠を何枚欲しいかを聞かれています。気をつけないと大量の小籠包が出てきてしまいますよ!
朝食についていた無料の飲み物で豆乳を選んだのですが、普段紅茶やカフェラテを無糖で飲む習慣があるので、「no sugar」で注文したところ…純粋な豆乳が出てきて飲み切れませんでした。
西門エリア散策


日本の原宿・池袋・渋谷を混ぜ合わせたような雰囲気のエリアを散策。若者向けのショップやカフェが立ち並び、活気にあふれていました。
中華民国総統府へ

徒歩で中華民国総統府へ向かいました。入場できる時間が決まっているようで中には入れませんでしたが、建物の外観からも緊張感のある厳粛な雰囲気が伝わってきました。軍人が何人か立っていて、軍用車両も駐車されていました。自衛隊を見ても緊張するのに、本物の銃を持った軍人を見るとさらに緊張します。
二二八和平公園

総統府の近くにある二二八和平公園へ徒歩で移動。公園では約30名の小学生が授業なのか鬼ごっこをして走り回っており、平和な光景に心が和みました。

この公園で過去に何があったのかを調べてみると、日本の敗戦後に台湾の日本統治が終わり、混乱の時代があったことがわかりました。多くの人々が亡くなり、悲しみに包まれた歴史があったにもかかわらず、今は小学生たちが平和に遊ぶ姿を見て、日本と台湾が戦争をしていない現代に旅行できる幸せを実感しました。

台湾有事などが話題になっている今日、言語も国も違いますが、台湾には日本の空気感を強く感じますし、なぜか「海外なのに海外じゃない」感覚があります。台湾という地域を知り、一人で旅行できたことに幸せを感じました。
忠烈詞で衛兵交代式
ここへはMRTとバスを乗り継いで行きました。MRTは日本人でも乗りやすいですが、バスは少し難しいです。「Bus Taipei」というアプリを入れておくと便利とネットで見たのですが、あまり参考にならず…。結局バス停の時刻表と電光掲示板をずっと見て待っていました。
平日だったからか、同じバス停で降りた人は誰もおらず、本当に忠烈詞があるのか不安になりましたが、無事到着!このエリアも台北市街とは異なり、熱帯系の樹木が生い茂り、車がビュンビュン走っていて歩行者はほとんど見かけません。そんな中に突然立派な建物が現れます。

ほとんどの人はタクシーやツアーで訪れるようで、私以外に来ていた韓国人団体も車で到着していました。もし完全に一人だったら、厳粛な雰囲気に少し怖気づいていたかもしれません。
ここで見たかったのが衛兵交代式です。1時間に1回、15分ほどかけて交代する様子を見学できます。5~6人の衛兵が一糸乱れぬ動きで儀式を行い、「なぜこの儀式が始まったのだろう」「衛兵たちは今何を考えているのだろう」と考えずにはいられませんでした。陸海空軍のエリートたちだそうです。


館内には国のために亡くなった方々を追悼するため、名前や写真、絵画が飾られています。一つ一つをじっくり見ると感慨深い気持ちになります。日中戦争を描いた絵もあったようで、対戦相手に日本が登場し、それを日本人の私が見ているという状況に不思議な感覚を覚えました。

雰囲気的に観光客があまりいない中で一人で行くのは勇気がいるかもしれないので、できれば二人以上で訪れることをおすすめします。内容が内容だけに、個人的には一人で行くのは少し心細かったです。

帰りもバスに乗れるか心配でしたが、同じくバスを待っていたおばさんに背中をポンと押され、「これだよ!」という合図で無事に乗車できました。ありがとう!
カルフールでお土産購入

高級なお土産というよりは家族や友達、自分のために安くて美味しい台湾の食べ物を買いたかったので、スーパーで麺類やお菓子、お酒をたくさん購入しました!
まとめ:台北市内は2日間あれば十分楽しめる!
2日目と3日目はこのような感じで過ごしました。お分かりいただけたでしょうか?台北市内であれば2日間あれば主要なスポットはほとんど回れます!
鼎泰豊などの有名店に行きたい場合は予約が必要ですが、それ以外なら特に細かい下調べをしなくても、GoogleマップとChatGPTを駆使してこれだけの場所を効率よく回ることができました。
女性一人でも安心して楽しめる台北。みなさんもぜひ台湾旅行を検討してみてください!次回は急遽最終日に受けることになった、眉毛アートの話をしようと思います!
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